- エレキギターのチューニングのやり方
- チューニングのコツ
- Hz(ヘルツ)とは
- ギターとドレミの関係性
- オクターブとは
ギターのチューニングとは?
ギターやドラムなどほとんどの楽器に必要な工程が「チューニング」です。
チューニングとはあらかじめ決められた音に楽器の音程を合わせることです。チューニングをしないと出したい音とはかけ離れた音になってしまったり、毎回同じ音を出すことは不可能になってしまいます。
楽器の中でもギターは弦の張り具合を調整することで音程を調節できます。
弦楽器のチューニングは狂いやすく、温度や湿度、時間などですぐに変化していくものです。弦を新しく張り替えたばかりの時は、1時間もたてばチューニングが狂っていることは珍しくありません。
こまめなチューニングは音を安定させるうえでとても重要になってくるのです。
ギターチューニングのやり方
◆チューニングのやり方
- 弦の音程は6弦から『E.A.D.G.B.E』という順番
- チューニングは弦を巻き上げる方向で合わせる
- Hz(ヘルツ)は440Hzで合わせる
- 最初はすぐズレるので何度もチューニングをすると良い
ギターのチューニングは開放弦(0フレットとも言う)の音程を調節することです。
開放弦とはギターの指板をどこも抑えない状況で弦を鳴らすことを言います。
まずは各弦をどの音に合わせていくかを見ていきましょう!
各弦のチューニングの音程と覚え方
ギターのチューニングは6弦(一番上)から『E.A.D.G.B.E』という順番で調整していきます。
初めてはこの英語の羅列も覚えにくいものです。何か自分流に覚えやすい当て字などを当てると覚えれますよ。
私は『いあどぐべ』と覚えています。いあどぐべ…。ただローマ字で読んだだけなんですけど、意外と覚えられます笑
ちなみにこの『EADGBE』を『レギュラーチューニング』と言います。一番基本の音と覚えておいてください。
ギターのチューニングは『チューナー』があれば簡単に行うことができます。
ギターを買うと付属でついてきたり、エレアコなんかではギターの機能についているもの存在します。
関連記事:購入必須!初心者がギターを始めるのに必要な小物【9選】
チューニングのコツ
ギターのチューニングを安定させるコツはチューニング時の調整の仕方です。
弦の張り具合を変える時はペグを回すと思います。ペグは回す向きによって弦を巻き上げるか緩めるかが変わってきます。
チューニングして音を合わせるときは『弦を巻き上げるときに』音程が合うようにしましょう!
音程を下げてチューニングすると弦を緩めながらの調整になるので調整後に緩みやすくなってしまいます。巻き上げて弦の張りながら音程を合わせることで弦がしっかり張られるので安定性が増します。
関連記事:【エレキギター】弦交換の正しいやり方とコツを解説!失敗しない巻き方を学ぼう!
チューニングに関わる周波数とHz(ヘルツ)とは?
音には『Hz(ヘルツ)』と言ういわゆる『周波数』が存在します。音の場合の周波数をもっとかみ砕いていうと、音の振動数ですね!
音っていうのはそもそも振動です!それが私たちの鼓膜を揺らし、聞こえています。
その振動数を表しているのがHzになるんですね。
1Hz=1秒間に1振動
10Hz=1秒間に10振動 しているよ~ってことです。
振動が少ないほど、電波を多少の障害物に負けずより遠くへ伝えられ
振動が多いほど、電波を直線に(障害物には弱い)伝え、その分より多くの情報量を伝えられます。
振動が少ない場合(30Hz~30MHz)は電波の伝わり方が安定しているので、ラジオやTVなど
振動の多いもの(30MHz~3GHz)は、情報量の多く一カ所に送るような、衛星や、レーダー、無線LANなどに使われています!
上記したものたちに比べるとギターなどのHzは低めで『440Hz』で合わせます。(理由はピアノが440Hzで調律しているため)
チューナーの中にはHzが表示されていたり、調整できるものもあるので、自分のチューナーを確認して、ずれていれば440Hzに合わせてあげましょう!
ちなみにHzの値が上がれば上がるほど音は高音に下がれば下がるほど音は低音になっていきます。
ギターとドレミの関係性
この『レギュラーチューニング』の『EADGBE』をドレミに変換すると・・・
『ミ.ラ.レ.ソ.シ.ミ』となります。『E=ミ』『A=ラ』の音と同じなんですね。
ちなみに『ド. レ. ミ. ファ. ソ. ラ. シ. ド』をギターの、同じ方式で表すと『C. D. E. F. G. A. B. C』となるんです。
そしてギターの指板(音程を決めて弾くところ)には単音(1つの弦だけ鳴らす)で押さえると☟これらの音が鳴るようになっています。
例えば、3フレット目5弦を抑えると『C』つまり『ド』の音が出るんですね!
このギターの指板表を見ると、単音での、ドレミファソラシドが見えてくると思います。
指板表の左の方を切り取り、ドレミに入れ替えたものです(下画像参照)
この場所が一番簡単にドレミファソラシドの音を出すことができます。
ドレミをギターで弾けるようになればきらきら星やカエルの歌などドレミがわかる楽曲を弾けるようになります!
最初は指の動きの練習にもなりますので是非チャレンジして見てください!
- 『EADGBE』をドレミに変換すると『ミラレソシミ』
- ギターの指板もドレミで表すことができる
- ギターでドレミをマスターすれば簡単に音楽ができる
オクターブとは?意味と音の違い
ギターをやっていると、「オクターブずれた音」とか、「オクターブチューニング」などオクターブと言う単語を聞く機会が増えていきます!
『オクターブ』って聞いたことあっても、意味はよく理解しずらいですよね。
まずはオクターブの意味を理解しましょう。オクターブとは、ある一定の法則に当てはまる音のことを言います。
例えば『ド』を鳴らした時に、1つ高い(又は低い)『ド』が1オクターブ違う『ド』にあたります!
『ドレミファソラシド』の最初の『ド』と最後の『ド』は音の高さは違うけど同じ音程の『ド』ですよね!
それは1オクターブ高い『ド』になるのです。
つまりドレミファソラシドで見ると、右に7個ずらした音が、1オクターブずれた音14個ずらした音が、2オクターブずれた音になります。
しかし音階には12個に分かれた半音単位の考え方も存在します。
これは、半音ずつ音がずれていった時の考え方です!
『ド』の半音ずれは、『ド#(レ♭)』で、
『ミ』の半音ずれは、『ファ』になります。
『ファ』??『ミ#』じゃなくて??
実は『ミ』と『ファ』、『シ』と次の『ド』の間には#(♭)は存在しないんです!
『ミ』の半音ずらした音が『ファ』に当たるんですね!!
『ド』と『レ』は、半音2つ分ずれていることになりますよね
半音2つを『全音』と呼び、全音ずれていると言います。
話はそれましたが最初の『ド』から半音を12個ずらした『ド』がオクターブ違いになるのです!
ちなみに『ド#』と『レ♭』など、同じ音階の中でも違う表記のあるものは、
厳密にはやはり違う音なのですが、ピアノの盤面でそれを表現するととんでもない数の鍵盤の数と複雑さになってしまうそうです。
つまりオクターブ違いとは7音または、12半音離れた音になります!
- オクターブとは7音または12半音ずれた同じ音程の音
- 『ミ』と『ファ』『シ』と『ド』の間には#(♭)は存在しない
- #と♭も厳密には違う音
ギターとオクターブとドレミの関係
今までの説明で、ギターのEADGBEとドレミの関係
オクターブの意味が分かったと思います。
そして、ギターでいうオクターブずれた音とは12フレットずれた音になります。
実は指板表の空白のところには『#(♭)』が入ります。
ギターの指板表も、よく見ると始まりが違うだけで
左からドレミファソラシドの順(CDEFGABCの順)に並んでいるんですね。なので間(空白)には半音ずれた音が入ります。(今回は見にくくなるので省略しましたが…)
つまり指板表で見る0フレ(開放弦=どこも抑えずに弦を鳴らす)の音は
CDEFGABCの順(間に半音)だけわかっていればチューニングが正しければ必ず決まっているので、
6弦なら『E』、一個すらせば『F』3個ずらせば『G#(A♭)』だよと言うのが
数えればわかるようになります。
指板表をわざわざ見なくても、順番とドレミがCDEなどのどれとリンクしているのかさえ覚えておけば、いつでもドレミの場所を確認することができますね。
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