- オクターブの意味と仕組み
- オクターブ調整とはどのようなもの?
- 実際にどんな時にやるもの?
- オクターブ調整のやり方は?
オクターブとは?
『オクターブチューニング』を知る前に『オクターブ』の意味を理解しておきましょう。
ここではかいつまんで説明します。詳しく知りたい方は↓にまとめてあります!
関連記事:【ギター】チューニングのやり方とコツ!ドレミとオクターブも徹底解説!
オクターブとは一音高い(低い)音のことを表します。
ドレミで考えると分かりやすく、ドレミファソラシドの『ド』と『ド』は同じ音ですが、音の高さが違いますよね。
『ド』を基準として見ると『ド』は1オクターブ高い音になるのです。
逆に『ド』から見ると『ド』が1オクターブ低い音になるのは分かりますね。
そしてドレミファソラシドの間には半音と言うのが存在します。
『#(シャープ)』や『♭(フラット)』です。
1オクターブ高い『ド』は抜いて『#(シャープ)』や『♭(フラット)』が入ることで音階は全部で12個になります。
そして『ミ』と『ファ』『シ』と『ド』の間には半音( #や♭)は存在しないことも頭に入れておきましょう!
今回は仮に『ド』としましたが、すべての音に言えることです。
ある音を基準に、その音から12個ずれた(右でも左でも)がオクターブずれた音になります。
このオクターブは、音楽をやるうえでも出てきますので、覚えておきましょう!
オクターブとはある音から12個ずれた音がオクターブずれた音である
オクターブチューニング(オクターブ調整)とは?
さて本題のオクターブチューニングとは何でしょうか?(※オクターブチューニングはオクターブ調整とも言います)
オクターブチューニングとは
開放弦(左手で押さえずそのまま弦を鳴らすこと)のチューニングを合わせても、同じ弦の12フレット目の音と合わないときに合わせるためにするチューニングのこと
そもそも、ギターは抑えるフレットを1つ横に動かすと音が半音ずれるようになっています。
つまり、ギターでオクターブ違いの音を出すには、決めたところから12フレットずらしてあげたところがオクターブずれた音になるのです。
それを踏まえて、例えば6弦(一番上にある太い弦)の開放弦(0フレ)の音は『E』
12フレット目の音も、半音を12個ずらしているはずですのでオクターブ違いの『E』にならなければなりませんよね!
普通のチューナーでいつも開放弦のチューニングをするように、開放弦を弾き、『E』に合ってることを確認したら、(6弦を例に)そのまま12フレット目を抑えて、弾くだけです。
オクターブチューニングがあっていればチューナーは『E』を示し、ぴったり合いますが、高かったり低かったりする場合は、オクターブチューニングする必要があるということです!!
- ギターの指板は1フレットずらすと半音ずれた音
- ある音から12フレットずらした音がオクターブずれた音
- チューナーを使って開放弦と12フレット目の音があっているか確認
ギターのオクターブチューニングのやり方
オクターブチューニングはブリッジについているサドルを動かすことで、調整することができます。
サドルはネジを回すと、動かすことができサドルをネック側に近づけると、音が高くなりサドルをブリッジ側に近づけると、音が低くなります。
これは、定規を机の端でビヨヨンとやると音がでて机から出す長さを変えると音の高さが変わるのと同じく12フレット目から、サドルまでの距離によって、高さが変わるからです。
【オクターブチューニングの工程】
☆STEP1:チューナーを使いながらまず開放弦の音が正しいか確認します。
↓
☆STEP2:チューナーは電源をつけたまま12フレット目を指で押さえて開放弦の時と同じように音を確認します。
↓
☆STEP3:開放弦と同じ音がぴったり出ていればオクターブチューニングの必要はありません。高かったり、低かったりした場合は上記の方法で、サドルを動かしオクターブチューニングをしてあげて下さい。
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